リンゴォblog

男の世界へようこそ

羽生善治の防衛 あるいはSTARTING OVER

「何かが終わり また何かが始まるんだ」 王位戦第5局、2カ月に渡った王位戦の幕が閉じ、 羽生王位の防衛となった瞬間、 僕にはMr.childrenの歌う「Starting Over」が聴こえた。Mr.Children - Starting Over - YouTube 長年続いた制作体制を一新し、日本の「…

堀北真希の陥落 あるいは合理性の罠

「ヤマモトコージ、やりやがった」 ミスター赤ヘル山本浩二ではない。 難攻不落の堀北城をついに陥落せしめた山本耕史だ。何が奮ってるって、そのアプローチが足掛け6年にも渡り、 連絡先を知らないあいだは手紙を40通も渡していたというその愚直さ。 一歩間…

坂本勇人の度胸 あるいは菅野智之の涙

「相変わらず、図太い奴だな、ほんと」オフィスのPCで仕事しながら見ていた巨人vs阪神、 真夏の天王山第3Rでサヨナラヒットを打ち、 ヒーローインタビューに応える坂本勇人を見て、 いつの間にか自然とこの若き主将を自然とチームの 中心として見ていた自分…

昇り竜と鬼軍曹 あるいは広瀬八段の憂鬱

やっちまったよ。昨日の段階で、先手羽生王位やや有利と言われつつも、 めいっぱい広瀬八段サイドで煽ってみたものの…。両対局者ともに持ち時間を1時間以上も残し、83手にて 広瀬八段の投了にて終局。何が残念だって、このインタビュー内容。両対局者のコメ…

絶品の叡王戦 あるいは伝家の宝刀・四間飛車穴熊

ついに出しやがった。先日のblogにも書きましたが、 「羽生さん相手には通用しない」と悟り、封印したはずの 「四間飛車穴熊」を負けたらカド番、勝てば五分に戻すという 天王山の決戦で、遂に広瀬八段がぶっこんできやがった。広瀬八段の黄金の道あるいは合…

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』レビュー あるいはハードボイルド・ワンダーランド

こんなにも可燃性の高い映画は久しぶりではないだろうか。『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は、 カルト的な人気を誇る『進撃の巨人』を原作とし、 もはやそれだけで原作ファンからは酷評されることが 目に見えている。 さらに、『奇跡のコラボレーション』と…

高浜愛子女流3級の終わらない挑戦 あるいはカフェデートにおける敗着

カナルカフェから見えるお濠に泳ぐ鯉たちは、 お盆休みも関係ないようにせっせと餌を食べていて、 子供ずれのお母さんたちは楽しげにボートに乗っていた午後。僕は、合コンで知り合った女性の過去から未来に渡る鮮明な キャリア設計を聞きながら、完全に気圧…

Conor McGregor あるいは『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』

UFC

小川直也がヒョードルを倒してしまうんじゃないかと本気で信じ、 年末になれば、今年こそは桜庭vs田村が実現するんじゃないかと思い、 せっせとさいたまスーパーアリーナに通っていた日々が、 まるで嘘だったかのように、僕はあるときからMMAを観なくなった…

内海哲也と阿部慎之助あるいは窓際のおっさん

9億1000万円うちの会社の売上ではない。 内海哲也と阿部慎之助の2015年年棒合計だ。二人ともここ数年、絵に描いたような右肩下がりの成績を残し、 今シーズンの成績もここまでは、年俸とは全く釣り合わない。阿部のお散歩ベースランニングや、内海の足攣りを…

三木谷オーナーの現場介入あるいはMark Cuban

ついに出てしまった…。 : 【楽天】三木谷オーナー、独占インタビュー!現場介入は一体化の象徴 : 野球 : スポーツ報知 http://t.co/LooJOOFpfX @SportsHochiさんから— やまもといちろう (@kirik) 2015, 8月 11先日、楽天イーグルスの田代コーチがシーズン中…

『村上さんのところ』あるいは壁と卵

村上春樹の著書をひとにおススメするために書評を書くほど 意味のないことはない。誰かにどれだけ薦められても、読むべきタイミングでないときには ひとは村上春樹の著書を読もうとしないし、 誰に薦められなくても、然るべきタイミングが訪れれば、 まるで…

恩返しの不可能性あるいは森下システム

社長業を長く続けていくためには、 師匠でもメンターでも呼び方はなんでもいいのだが、 自分が100%尊敬して、相談できる存在が必要不可欠なことは 経験上理解していたつもりですが、それがなぜかは、 どうにも上手く説明できないでいたのですが、 今日の森…

広瀬八段の黄金の道あるいは合コンにおける敗着

先日の合コンで、参加者の趣味の話題になった。 普段なら「まぁ、バスケとかジム通いとか身体を動かすことかな」と、 無難かつ嘘ではないことを答えるようにしているのですが、 その時は昼間の暑さにやられていて、ついついビールを飲み過ぎたせいで、 「将…

越境者 又吉直樹とRonda Rouseyあるいは吉田沙保里

又吉さんの『火花』がまさに飛ぶように売れていて、 遂に出版冊数で200万部を突破したとのこと。火花作者: 又吉直樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/03/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (90件) を見るこの間もキャバクラで「普段は本なんて読…

ようこそ男の世界へ

僕はPRIDEという格闘技イベントが大好きで、 佐藤大輔の描く煽り映像の世界観とリングの上で繰り広げられる 世界最高水準の格闘技にのめり込んでいた時期があります。そのPRIDEが2007年、ちょうど高田延彦がヒクソン・グレイシーと戦った 1997年のPRIDE1から…