リンゴォblog

男の世界へようこそ

内海哲也と阿部慎之助あるいは窓際のおっさん

9億1000万円

うちの会社の売上ではない。
内海哲也阿部慎之助の2015年年棒合計だ。

二人ともここ数年、絵に描いたような右肩下がりの成績を残し、
今シーズンの成績もここまでは、年俸とは全く釣り合わない。

阿部のお散歩ベースランニングや、内海の足攣りを見ていると、
「いくらもらってると思ってんだよ!」と野次のひとつも飛ばしたく
なるけれど、
一方で、適正な人事査定なんてあるのかよ、と自分でひとり突込み。

どこの会社でも一緒ですよ。
20代はとにかく割安。労働強度も高いし、多少の無茶ブリも
「自分、頑張るっす!」の気合いでこちらが思ってもいなかったような
成果を上げてきたりする。

さすがにうちの会社にはいないけれど、いわゆるひとつの大企業には
1500万~2000万くらいもらってる50過ぎたおっさんが、
まったり新聞読んで、15時くらいにはもう直帰して映画観に行ったり、
酒飲みにいったりしていて、もう完全に割高。

阿部慎之助内海哲也、そして窓際のおっさんの最後の拠り所
「俺にしかできないでかい仕事一発でチャラにしてやるよ」

ほんとにその通り。

もし常人の職業倫理と男としてのプライドがあるならば、
自分の割高感に誰よりも苦しむのは自分だ。

「若いやつにはできない、俺が出ていくときまで黙ってみてろ」
それでこそ百戦錬磨のベテランだ。
経営者もファンもそのためにレガシーに高いフィーを払って、
一発でかい仕事を楽しみにしている。

阿部よ、内海よ、窓際のおっさんよ。
そろそろ一発でかいのをかます時だ。

全部チャラにするような活躍を楽しみにしている。

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